ここで，たまたまみたとある動画をみて，雪嵐の方向性について考えた…



恐らく，おれがこの動画を発見することなく雪嵐を練習していたら，
これに近いものに行き着いていたに違いない…

とりあえず超絶技巧という見せ場はシフラ以外の誰よりも速い！
超絶のCD出してんなら買っていただろう（聴くにはおもしろうそう）
（シフラの方が速い部分があるだけで総部分数？ではこいつが速い）

彼の演奏からは速いところはより速く，遅い部分は極力遅く（むしろ停止？）という姿勢が読み取れるのだが，いまいち釈然としないんですよ…
曲の情緒というか雰囲気がぶっ壊れすぎな気がするんだよね～（笑）
盛り上がりから逆進行半音階の後の和音の最後の♭シ…
なんか左手を握ってハンマーのようになぐってないですか？（笑）
（まあおれも１オクターブさげてｆｆｆで弾いてますけど）

この演奏に局所的に学ぶところ，感心するところはあると思うが，
おれはもっと曲の雰囲気や流れを意識した方が…と思った…
とりあえず緩急の差が激しすぎて技巧のための技巧といった感じ…

しかし，こういうやつでも局所的な部分ではシフラよりは絶対速くない…
和音＋跳躍（とこの曲だと半音階）のスピードに関しては並ぶものがない…

最近シフラの超絶を聴いてあらためて思うのは，いかにもシフラだってこと…
よく聴くと，こういうありえない速度のパッセージが随所に見られる…
（２番の後半，６番の展開部前，１２番の例の場所の和音跳躍等）
このシフラ節があるためにシフラの評価が大きく二分しているのだが…
いい解釈をすると，まさに余裕たっぷり，曲を支配して弾いているのだ…
自身で音楽を楽しみ，かつ観客を沸かせ，曲の流れというか雰囲気を殺すことなく（超絶に関しては）唯一無二の演奏をしているのだ！

これだからシフラはやめられないぜ！




こちらは１４歳のときのスグロスの１，２番の演奏…
２番の後半で一瞬ちょっとだけテンポが遅くなる部分があるが，
ここはベレゾフスキーですらおれと同じくらいのスピードである…

でもシフラは何を弾いてるかわからないくらいの速さで弾いているのだ…

最近の練習状況について書くつもりが，シフラの崇拝記事になってしまった（笑）

こんな指使いで弾けるかってんだ！おれの技術ではスピードが出せん…
中指の爪がファの白鍵と黒鍵の間に入って死にそうになった…
そもそも下段の連符も右手で弾くものなのか？辛い…

そこで，右手１の指の部分をアルペジオを弾いた後の左手の１の指に弾かせる…
で，上の右手２，３，５の指を右手の１，２，５あたりに置き換える…

その後左手の１で＃ファ弾いた後に跳躍して下段のシ，シを左手に任せる…
下段は全部左手で弾いてもいいのだが，今考えている方法としては，
残りの高いほうの連符を右手に任せる…

この方法だと左手の跳躍が余計に入るが，おれには通常法よりは弾きやすいかも…




ここの後半のアルペジオ（＃ド＃ファシ＃ド～）だが，
シを右手４の指あたりで弾いたその後に親指をくぐらせて白鍵の＃ドを弾くのは不可能がある気がする…３で弾いても親指が斜め移動になる…
かといって，シの段階で親指を使ってしまうべきかと若干悩む…
確かにそうすれば弾けなくもないが…

現在は本能的に？上のシも親指で弾いてしまって手の回転損になっている…
シ＃ド＃ファシ＃ド～を１～５の指で弾くのが最良の手か…試してみよう…




なんなんだこの右手の折り返し方は・・・
１２３１２３■１で頑張って，■部分で指をくぐらせてもいいが，
小さな跳躍を使って上の和音まで右手全体を飛ばした方が弾きやすい…
アルペジオを今までしっかり練習していれば前者の方がよいのかもしれない…




どうしようもない，死んだ方がいい（笑）
反復練習をして指に覚えさせるほうがしか方法がない気がする…


そんなわけで本来６分の曲のはずが１回音をなぞるだけで３０分かかる…
やっぱり以前のように部分練習を重ねていった方がいいのか…

とりあえず今の進捗状況だと夏コンに間に合う気がしないな…
６＋７番なんてエントリーしたら１＋２の時のように両方崩壊してしまう…