・受験番号と名前を教えてください

「受験番号はＧＭ・・・，名前はＪ．Ｍです…」



・出身校を教えてください

※これは受験者の落ち着きを見る問題…高校名を言わないよう注意…

「○○大学機械□能系☆球工学科です…」



・志望研究室とその動機について教えてください

「志望研究室は○○研究室です…志望動機は…」

化学が
おれを
呼んでいる

とはいえず，

「化学をやりたくて，この研究室では…をやっているので，大学院ではそれに関してやりたいと思っています」



・君は大学院の筆頭試験免除になっていますが，それを捨ててまで今の研究室から別の研究室にうつりたい理由はなんでしょう？先ほどいったように化学がやりたいという理由に尽きるんですか？

※ちなみにこの司会面接官は，院試初日の説明の際に「君は筆頭試験免除持ってるけど，今の研究室が第１志望に書かれていないけど…試験を受けるということでいいのかな？」と直接尋問をしてきた人…

「確かに化学がやりたいというのもあるんですが，…１つのことをやることもいいと思うのですが，大学院では今までとは別のことをやるということで研究者としての見識を広げることができるという点があります」



・現在卒業研究ではどんなことをやっていますか？

「太○区の南にある地域Ｋの公衆浴場があるんですが，そこはかけ流しの温泉で毎分ＸＬのお湯が供給されています…かけ流しなのでお湯を捨ててしまうわけですが，まだ４０℃もある排湯なので，多くの熱を捨ててしまっています…その熱をヒー■ポンプを使って回収しようと考えています…そのためにヒー■ポンプシステムを設計し，僕の研究では回収した排湯熱をシャワー，給湯に使用しようとしているのですが，この給湯器は灯油を燃料としていて，ヒー■ポンプを使うことでどれくらいの灯油が節約でき，どの程度のＣＯ２排出量が削減できるかを計算…しようと考えています…」





司会面接官「他の方（他６人の面接官に対して），何か他に質問はありますか？」

ここで左いた面接官の質問…



・なんで地域Ｋの温泉なの？



グサ

（３秒の沈黙）



そこにいらっしゃる・・教授からテーマを指定されたから

とはいえず，もしいったら後で殺されますから…でも実際はそうです…もっともな言い訳をさっきの３秒間で考えました…

「地域Ｋにはしげんを利用する会（会の正式名称ド忘れ）という非公的な組織があり，彼らの関心が高く研究に適していた？（ぴよってて以下なんていったか忘れた…）ので，そういう風になったと思っています」
（↑最後に天下りのものだということを微妙にほのめかしてる，しかしこの質問は重要！）



・入試の専門科目で「環境化学」と「物理化学」をとっていたけど，やった勉強方法や勉強に当たっての注意？などに関して何か話してください

※基本的に科目について聞かれる場合にはよほど専門とかかわりの無い科目を選択したか，前日の試験結果があまり芳しくなかった場合である…
わかってはいたが，専門はあまり結果がよくなかったらしい…

「物理化学は範囲が広かったので大変でした（実際には山を張ったが，そんなことはいえなかった（笑））…
環境化学は大気化学の方を選択したのですが，」

あの問題２．は
どこの誰が
どう見ても
範囲外です！

とはいえず，

「硫黄化合物とか窒素化合物というキーワードにとらわれていて，広い意味での大気化学の勉強ができていなかったと思います…」

と，下手にでて反応をうかがってみた…



・さっき研究者としての見識を広げたいっていったけど，将来的にはどうしたいとか思ってるの？

なかなかいい質問です…先ほどの回答が一時しのぎのものでないのかを兼ねた良問…

「今やってることも化学もそうなんですけども，エネルギーに関わりがあることです…明確なビジョンは無いのですが，エネルギーに関することをやりたいと思っています…」



・ＴＯＥＩＣは今まで何回受けたことがあるの？

「正式なものは１年に２回，４年で１回…学校で実施するＴＯＥＩＣ−ＩＰというものは３年のときに２回受けています…なので結果として５回受けた事になります」

※実際には正式なものを受けたのは３／２６だったので，回答を誤った事になる…
点数自体は四捨五入して６００なので母集団の中ではそう低い点数ではないはず…暇つぶしに聞いてきたのだろう…



・入学したときと比べて点数の推移は？

「１年のときは最初１１月に受けました…そして回を重ねるごとに（ジェスチャーを交えて）徐々に徐々に少しずつですが上昇していきました」

※初回の点数を基準とすると，初回＝０→ー３０→（２年）→＋７０→＋１５→＋１０なので間違ってはいない…

・３年生のときに全体で受けた奴はどうだった？

※３年のときに全体で受けたのはＴＯＥＦＬでＴＯＥＩＣではない…

「３年のときに全体で受けるのはＴＯＥＦＬです…このときの点数は，大学が設ける英語の単位をもらえる基準と比較しますと，現在持っているＴＯＥＩＣの点数とその際のＴＯＥＦＬの点数はほぼ一致しています…」

※大学ではＴＯＥＦＬ−ＰＢＴ５００点もしくはＴＯＥＩＣ６００点で英語の２単位を振り返られる（工学部）

こうして「地域Ｋ」の件以外は何事もなく面接，そして院試は終了した…



追記：きょうの教授宅にて，大気化学が専門のＭ助教授に「二硫化硫黄」について聞いたところ

「それは間違いだから今からでも教務に言ったほうがいい」

とのことでした…

それにしても昨日の大気化学は本当にひどかった…