友人にチケットと車を手配してもらい行ってきました！


第12回ショパン国際ピアノ・コンクール（1990年）最高位受賞者
Kevin Kenner　ピアノコンサート

日時：2007年11月22日（木）
開場：18：30
開演：19：00

場所：仙台市青年文化センターhttp://www.bunka.city.sendai.jp/seinenbunka/

プログラム
ベートーベン：ピアノ・ソナタ嬰ハ長調「月光」作品27－2
ショパン：舟歌　嬰ヘ長調　作品60
　　　　：幻想曲　ヘ短調　作品49
シューマン：幻想小曲集　作品12
リスト　：巡礼の年　第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
全席自由

[0回]

１．ベートーベン：ピアノ・ソナタ嬰ハ長調「月光」作品27－2

普通でした，３楽章では指がすごい回ることがわかったのだが，
ピアノが悪そうだという印象を受けた…

演奏はそこそこ速い方だったが，重点を置いているのは表現だろう…


２．シューマン：幻想小曲集　作品12

当日の曲順変更によりこの位置に…

ここでもピアノが悪いことを再確認した…
５曲目以降は記憶の中では初めて聴くので新しい発見があった…

でも正直６曲目くらいでねむさにたえられず，やっぱりおれはシューマン嫌いだと再確認した，残念ながらそれを覆すほどの演奏ではなかった…


休憩


３．ショパン：舟歌　嬰ヘ長調　作品60

これはいい！！！！！！！！！
正直さっきのシューマンは早く終わってくれ的なことを内心思っていたのだが，この舟歌は今までの演奏とは全く違った！

得意のショパンだからか，本人が乗り気だからなのか，ピアノの悪さを感じさせない（感じた人もいるだろうが）すばらしい演奏だった！本日のベスト演奏です…
どういう風に素晴らしいのかといわれると困るのだが，きれい系の演奏で引き込まれていき，ショパンの中でもそこまですきでもない舟歌が「もう終わってしまうのか！？」と思われるほどに感じたのだ！


４．ショパン：幻想曲　ヘ短調　作品49

これもかなりよかったのだが，舟歌には及ばなかったと思う…


５．リスト　：巡礼の年　第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」

時間の関係で予習できずに前２曲／３は初めて聴くきれいな曲という印象のままささーっと流れていってしまった…

最後のタランテラでは今までの曲とは姿勢を変え？冒頭のオクターブ下降を轟音で（とまではいかないかもしれないが）かっ飛ばしており，リストの曲っぽく弾いてた（なんて稚拙な表現だｗ）この同音連打やスケール，アルペジオの一点の曇りもなく流れるようなスキのなさには感心するばかりだ…
ついでにこの曲がこんなに難しいとは知らなかった，聴く分にはそうでもないかもしれないが生で手の動きをみてみるとウオオオオオオオオオって感じです…

アンコール

１．ショパン：即興曲　第４番　嬰ハ短調「幻想即興曲」

予想の範疇，指周りを活かして弾けるのでこれほど適した曲はないだろう…ショパンは基本的にどれもいい演奏をしてくれます…


２．ショパン：前奏曲　第24番

まさかのプレリュード２４キターーーーーー！！！！！！
弾き出した瞬間に一人テンションがあがる！

テンポは速めではあるがアルゲリッチほどではないといったところ…
生で聴くと低音のレラファレラ～がたまらない！！

この人は指周りもいいのだが曲の運びもかなりうまい…
実は終盤突入前に強音でミスタッチをしてたがいいことにしよう（笑）

いやぁ～これと舟歌がきけただけでも来た甲斐はありましたよ！


３．ショパン：円舞曲　第９番「別れのワルツ」

これでクーリングダウンして演奏は終わりなのだが…

なんか１箇所譜読み間違ってない？
アレンジで一部音が追加されているのだが，そこではない…
１５小節目の右手の四分音符の♭ミの♭がぬけて□ミになっています…
このフレーズが幾度となく使われているが，なぜかナチュラルのミ…

まあ何はともあれきてよかったです（なんて強引な締めくくりだ）